それは2年前に果たせなかった「茜色の約束」に字幕をつける活動で、
この日はサークルとしてはその初日となる文字起こしを行いました。
その後、以前市のボランティア連絡協議会の催しで作成したサークルのプロモーション映像に、
試験的に字幕をつけたものをみんなで試写しました。
7月30日 第4回 夏休み子ども企画
もう4回目となる夏休み恒例企画を、今年も城ホール2階の会議室で行いました。
  
奥では途中で音を消すDVDアニメを確認、手前は名簿のチェック。難聴者と実行委員の最終打合せ。
「考えよう! 君にもできるよ、聞こえない人のサポート」と題した小学生向けの福祉体験講座。
4人の申し込みしかなかったこの企画、締切日に8人に、そして前日にまた増えて10人になりました。
1年生2人、2年生3人、4年生2人、5年生3人の計10名。全員参加でスタートです!
  
「今、おっちゃんがなんて言うたかわかるか?」
講座は、声を出さないで話す言葉(くちパク)を読み取ることから始まりました。
「今日ここには耳の聞こえへん人が来てはるんやけど、どの人か、わかるかな?」
「おっちゃんはメガネをかけてるから目が悪いとわかるよね。でも聞こえないことは、見ただけではわからんやろ。」
  
難聴者の話を真剣に聞く子どもたち
「私は今、こうして普通にみんなに話しているけれど、耳は聞こえていないの。」
「40歳で聞こえなくなった。子どもに、書いてほしいと頼んでも面倒がってしてくれなかった。寂しかった。」
「学校で補聴器をからかわれて毎日泣いた。みんなは友達にそんなことしないでね。」
  
みんなと同じ年頃に聞こえなくなることもあります。お母さんと同じくらいの年で聞こえなくなることもあります。
感想を聞かれてとまどう子もいましたが、うまく言葉にできないだけで、きっと何かを感じてくれたはずです。
  
聞こえない人、聞こえにくい人とお話できるかな?
1対1で難聴者(役)の質問に答えてみましょう。
  
「大丈夫かな?」とスタッフがちょっぴり心配していた1年生の2人も、しっかりした字で筆談していました。
読みやすい字の大きさで、まるで要約筆記者のようですね。
  
矢印の向きが、あれれ?? どうして逆さまに映るんでしょうね。
休憩時間にOHPに集まる子どもたち。影絵をしたりして、みんな興味津々です。デジタル世代には珍しいのかな。
後半では、あのスクリーンに、自分たちがロールに書いた字や絵を映します。
 
「えっ、あそこに映るの?」と、
目をキラキラさせる姿が印象的でした。
  
自分で書いたロールをスクリーンに映し、マイクを持って説明してもらいました。
  
字を書いてくれた子も、絵を書いてくれた子も、本当に頑張ってくれました。
  
最後に、ちょとお勉強。いろいろ覚えて帰ってね。

耳マークや蝶マークを初めて見るという子もいましたが「このホールの図書館の中にも耳マークはあるよ。」
おっちゃん(笑)に言われて、「え〜っ、どこやろ?」とまたまた目がキラキラと。
聞こえにくい人への話しかけ方、話し方、伝え方も金魚スタッフによる寸劇で
学んでもらいました。
難聴者役の最後のつぶやき、「初めから書いてくれたらええのに!」は主演女優賞物(?)でしたよ。
写真がないのが残念です。
今年の子ども企画は福祉体験講座と銘打って、楽しみながら聴覚障害について学んでもらいました。
「二時間頑張って勉強してくれた君たちに、『聞こえのキッズサポーター』の認定書を渡します。」
おっちゃん(講師)の宣言に、
「お〜っ、カッコええ〜。」と、子どもたちからどよめきの声がおきました。
一人ずつ名前を呼ばれ、難聴者から認定書とお土産の携帯用ホワイトボードが渡されます。
  
どんなのかな〜と首を伸ばして見る子、自分の認定書を手に取って眺める子。
今日学んだことを役立てて、聞こえにくい人、聞こえない人をサポートしてくださいね。
そして「さすがは聞こえのキッズサポーター!」と言われる存在になってくれたら嬉しいです。
参加してくれたみんな、そして保護者の方々、一日お疲れ様でした。ありがとうございました。

7月26日 納涼大会・輪投げ出店
福祉会館で行われた夏祭りに、例年通り輪投げのお店を出しました。
  
輪投げ一式は今年も県サークルさんからの借用です。
いつも本当にありがとうございます。助かっています。
  
幼児用、小学生用、その他の距離を決めるために試投中。
  
今年は景品がたくさん用意できたので、ケチケチしないでパァ〜っと還元することに。
1回10円(輪投げ5本)参加賞アリ、入った数だけ景品ゲットという大盤振る舞い。
  
キティちゃんのバッグ、くまモンのタオルハンカチ、ちびまる子ちゃんのマグカップ。
ある年代以上には懐かしい、鉄腕アトムのレジャーシートなどなど・・・。
万歩計や食品用タッパー、ウィスキーグラスなどの日用品も並びます。
  
そのせいでしょうか、小さな子から、リピーター、職員(?)さんなど、
ひっきりなしに接客に追われ、当初用意していた参加賞がなくなるほどの盛況ぶり。
中には、「おじいちゃんが欲しがってるから。」
と鉄腕アトムのレジャーシートをもらう子や、
「お母さんにあげる。」と万歩計をゲットする子も。
そんな子どもたちの優しさに、スタッフもほっこりした気持ちになりました。
夏祭りでの金魚の仕事はもう一つ。
祭り終盤のビンゴゲームで当たりの番号をホワイトボードに書き出しました。
今年の夏祭りも無事終了。
売り上げはロール1本が買えるくらいでしたが、楽しそうに景品を選ぶ子、
5本全部入って大喜びする子、
車いすから精一杯手を伸ばし、一生懸命
輪を手から放そうとする人、「リハビリみたいやね。」と笑う保護者の方・・・・。
みなさんの笑顔を見て一緒に楽しめたこと、楽しい時間を提供できたことが何よりでした。
また来年、お会いしましょうね。

7月23日 定例会
30日の納涼大会の打合せの後、子ども企画のリハーサルをしました。
応募人数が少ないことを心配していた今年の子ども企画ですが、
最終的には8名の小学生が応募してくれました。
良かったー。ありがとうございます〜。(^^)
人数が決まると、機材や机の配置も決められます。
講師の立ち位置、難聴者席、スタッフの動きと位置、子どもの誘導の仕方を確認しました。
今年は吉本新喜劇風(?)寸劇もあったりして、楽しい内容になっています。
楽しみながら聴覚障害と中途失聴・難聴者について学んでもらえたら嬉しいですね。

7月11日 社会を明るくする運動合同研修会
やまと郡山城ホールで行われた「社会を明るくする運動合同研修会」に要約筆記がつきました。

7月9日 定例会
台風が接近する怪しい空模様。突然の激しい雨に先着していたメンバーが思わず顔を見合わせました。
その数分後、びしょ濡れになったメンバーが到着。
濡れたまま冷房のきいた部屋にいると風邪をひくいてしまいます。上着は脱げても濡れたスラックスはどうしようもない。
「ぼく、帰りましょか?」
と言ったのは男性メンバー。女性だけならスラックスも脱げる???(笑)
「上着をOHPの前に掛けておけば、熱ですぐ乾くのでは?」
「いらんTシャツとか、着替えをおいておくべきかなあ。」
「脱いでも傘でテーブルの下隠しておけば大丈夫じゃない?」
・・・真面目なのか茶化しているのかわからない会話が繰り広げられました。(^^)
前半は11日の前ロール作成と、待機者のための表記とローテーション復習を同時進行。
お茶の後は、子ども企画リハーサルの第2回目と、その検証を行いました。
*子ども企画で配布するテキストに耳マークを掲載することになり、
4日付で全難聴に利用申請書を出していました。
9日にファックスとメールで承諾をいただきました。ありがとうございました。

7月4日 人権を考える市民集会
やまと郡山城ホールで行われた「人権を考える市民集会」に要約筆記がつきました。

6月25日 定例会
夏休み子ども企画の第1回リハーサル。
今までは役員主導で行っていたこの企画に、
今年度、金魚では初めてとなる「実行委員会」を立ち上げました。
要約筆記の制度が変わる中、派遣を担う「者」でない人にも多くのことができるはず。
支援員にできることは支援員に任せよう、との試みの第一弾です。
期待以上にみんな頑張ってくれて、資料もどっさり。(笑)
慣れない経験に四苦八苦することもあるでしょう。
「それは違うよ」とダメ出しされることもあるでしょう。
でも、自分達が軸となって企画・進行を考えることは、難聴者理解を深めることにもなります。
みんなでバックアップしますので、実行委員の方々、大変でしょうが頑張ってね!

6月11日 定例会
9日の三松寺での活動の反省会。
案内板の出し方、誘導の仕方などを振り返りました。
「案内板は、貼っておくだけでは見てもらえない。人が持って立っていた方がよかったかも。」
「バスの運転ルートが前もってわかっていれば、名所の案内ボードも出せた。
書いている間に通り過ぎてしまった。」
「ホワイトボード用のペンは、もっと太くて濃いものがいる。」
初めての経験にオタオタしてしまい、
「落ち着いて。」
と難聴者に背中をさすられた人や、
「初めてなの? こういう書き方がいいよ」
とアドバイスされた人もいたとか。
金魚としては、本当に良い経験をさせてもらい、とても勉強になりました。
白熱した(?)反省会だったため、お茶の時間がいつもよりずっと遅くなってしまったほどです。
お茶の後は7月の子ども企画の準備。イベント事が続きます。
企画委員はプログラムの打合せ、
その他の人はお土産となる携帯用ホワイトボードを作りました。

6月9日 全難聴近畿ブロック女性部一泊交流会・三松寺でのサポート
梅雨の真っただ中というこの時期、なにより心配だったのがお天気です。
せめて機材の搬入・搬出時だけは雨が降りませんように。
祈りが通じたのか、女性部のみなさまの日頃の行いが良かったのか、
1日を通して天気の崩れもありませんでした。
  
住職さんの法話を聞き、坐禅を体験する道場。
坐禅は左右の壁に向かって行いますが、座れない人は椅子のままでも大丈夫。
普段は合気道の稽古にも使用される道場です。
要約筆記のスクリーンが立ったのは、これが初めてのことだと思われます。
  
本堂には佛さまがいらっしゃるので、その前にスクリーンは立てられません。
ホワイトボードを用意し、ドキドキしながら女性部一行の到着を待ちます。
朝早くから宿泊先のホテルまで出向いてバスに同乗してくる人。
同じく早朝から、お寺の長くて急な階段を、息をきらせながら重い機材を抱えて運ぶ人。
手作りの案内板を各所に設置したり、
お出迎えの準備をしたり、時間は慌ただしく過ぎていきます。
サークルにとっては、大勢の難聴者をサポートするという初めての仕事でしたが、
みんなが助け合いながら、それぞれに与えられた役割を果たそうと頑張りました。
いつもの金魚の研修のように、顔馴染の難聴者のノートテイクだけすればいいというものでもなく、
何が起こるかわからない中での気配り、心配りが必要となりますが、
至らない点もたくさんあったと思います。
山門下で見送るメンバーに、バスの中から女性部の
みなさまが笑顔で手を振ってくださるのを見て、やっと緊張をとくことができました。
この一日が、みなさまにとって良い思い出となりますように。
ほんの少しでも、そのお手伝いができたのであれば、こんなに嬉しいことはありません。
ありがとうございました。(サークル一同)

5月28日 定例会
先週下見をしてきた情報をもとに、本番で使用する案内板の作成や
ゼッケンの準備をしました。
 
  
このゼッケンを作った時、「要約筆記者」という言葉は、今のように
要約筆記派遣を担う特定の人を表すものではありませんでした。
今から作り直す予算も時間もないので、
今回は厳密には「要約筆記者」ではないサポーターも着用します。
主に災害時の避難所で使用することを想定し、聞こえない人、聞こえにくい人が一目見て
筆記支援者を見分けれるようにと作成したものですから、言葉や字面にに拘るこもなく、
たぶん今後もこのまま使うことになるでしょう。
でも、オーダーメイドを発注できるような大口の寄付金があったなったら、話は別です。
すぐ新調します!
なので、「よし、それなら私が!」と思われた方、すぐさまご連絡ください。
サークル一同、熱烈歓迎いたします。(^o^)

5月21日 三松禅寺見学&ティータイム
来月、全難聴女性部が訪れるお寺を見学してきました。
お寺の方に案内してもらい、トイレの場所や数、洋式便器の有無、
迷子になりやすい場所、滑りやすい場所、段差のある場所など、みんなで歩きながら
確認しました。
やはり、現地に来てみないと解らないことがたくさんありました。
一通り見て回り、お寺の境内で当日の役割分担などの相談と、
次の例会で準備する物などを確認し合ったあとは・・・。
「さあ、お茶飲みに行こう〜!」
こういう相談はあっという間に、そして一人の脱落者も出さずにまとまります。(笑)
お寺の最寄り駅でもある近鉄九条駅近くに、イートインできる美味しいケーキ屋さんがあります。
外からウインドウを覗くと、席は空いているように見えました。
でも、さすがは人気のケーキ屋さん。大きなテーブルの上には「予約席」のプレートが…。
予約がなければ11人でも入れたのに!残念!
次回からは、私たちも絶対予約をいれようと、心に硬く誓ったのでありました。
で、それで諦めて解散しないところが金魚の金魚たる所以(ゆえん)でありまして…。
別の和スイートのお店、こちらもイートインができるお店に行先を変更し、
1時間半ほど和みの時間を持ちました。
いつも例会を行っている福祉会館からも近く、こちらのスイーツも美味でしたので
「たまには気分転換に、例会を早めに終えて、ここでお茶の時間にしてもいいよね〜。」
などという意見も出ていました。(^^)

5月14日 定例会
6月の全難聴女性部一泊旅行について、お手伝い内容を話し合いました。
小回りの利く金魚のような小サークルなら、いろんな意見やアイディアが出て、
「あ、それいいね。」
となると瞬時に予定を変更したり、決定したりすることができます。
けれど、県の難聴協の催しを、他地域のサークルさんと共に
お手伝いの立場で参加するとなると、金魚だけの独自の判断では動くことができません。
いつもと勝手が違うので、メンバーも戸惑うことが多かったようです。
でもまあ、何事も経験。
金魚にとっては初体験の大所帯での活動ですが、
自分たちにできることを精一杯がんばりましょう。
お茶の後は画板型ホワイトボードを使った情報保障(?)の練習。
金魚が屋外で活動する時は、難聴者より筆記者の方が多いということもあり、
たいてい難聴者一人当たりに2〜3人の筆記者がついてノートテイクしています。
でも、6月のお手伝いでは圧倒的に難聴者の数が多くなるので、
リハーサルも兼ねて字の大きさや画板の支え方、見せ方などの練習をしました。
慣れない…というか、ほぼ初めての経験に悪戦奮闘。
書く人もそうですが、画板を支えるのも、文字を消すのも大変でした。
夏祭りのビンコビゲームの時くらいしか使わないホワイトボードですが、
なぜか5枚も所有していました。
イオンの黄色いレシートキャンペーンで買い足しておいて良かった。
備えあれば憂いなし!(^^)

4月24日 定例会
例年夏休みに行っている「夏休み子ども企画」もマンネリ化してきたため、
今年は内容を一新、リニューアルできるよう話し合いました。
いろんな意見が出され、集約していくのは楽しい作業です。
より良いものにするためにも、バラエティに富んだアイディアがたくさん出るのが好ましい。
だから新人さんも遠慮せず、どんどん意見を出してくださいね。
もちろん、それが採用されるかどうかは又別の話ですが・・・。(^0^)
次に、6月に奈良で行われる全難聴女性部の一泊旅行でのお手伝を募りました。
誰もいなかったらどうしようとの役員の心配をよそに、
出席者全員が「行けます」「行きます」と言ってくれました。
開催場所が活動地域と近いこともあり、参加しやすかったということもあるでしょう。
でもこういう時の金魚のメンバーの結束力って、本当にすごいなあと嬉しく感じました。

4月22日 大和郡山市制60周年記念式典
城ホールで開かれた大和郡山市制60周年の記念式典と
市民フェスティバルに要約筆記がつきました。

4月11日 「人権を確かめ合う日」記念集会
城ホールで開かれた「人権を確かめ合う日記念集会」に要約筆記がつきました。

4月日9 定期総会・例会
OHP金魚の定期総会が、普段通り何の滞りもなく、粛々開かれました。
お茶を挟んで後半は定例会。
山ほどある前ロールの原稿を、みんなで手分けしてせっせと書きました。
シンナーの匂いが充満していても、そこにいると解らないものですね。
トイレから帰ってきたメンバーが「うおっ!」と妙な声を上げていました。
この季節はまだインクの乾きも早くて助かります。
梅雨時など、なかなかロールを巻くことができず、汚さないように古新聞紙を間に挟まないといけません。
そうすると、生クリームやフルーツがたっぷり入ったロールケーキのように(笑)膨れ上がって、
とても嵩張ります。
おまけに本番前にそれを外さなくてはならず、手間もかかるし・・・。
この日が晴れてて良かった。(笑)

4月2日 お花見

今年の花見は、奈良県立民俗博物館のある大和民俗公園まで遠出(?)をしました。
  
古民家が立ち並ぶ敷地内を、桜をはじめ様々な植物が取り巻いています。
  
一年を通して花が楽しめる、散歩コースとしても人気の場所です。
  
なだらかな坂道を、時間をかけて、ゆっくり散策しました。
  
ぽかぽかと暖かい春の日差しの中でのランチタイム。
  
「腐ってないか心配〜」
「おかあちゃんに土下座して作ってもろうてきた」
「ボクの弁当だけ作ってくれてなかった」
「最寄りのコンビニが閉店してしまって、仕方ないから作ってきた」
  
いつもはお弁当はまとめて手配するのですが、今回はシートもお弁当も各自で持参する
という初の試み。
いろんな理由で、いろんなお弁当が桜の下で広げられました。

3月26日 定例会
この日は福祉会館体育館内の2階にある部屋で行われました。
急な階段を登らなければならないので、機材は持ち運ばず、DVDによる学習会となりました。
録画してあったNHKの番組「ろうを生きる 難聴を生きる」から、
難聴者のバス旅行、難聴者の医療、ループ普及のための活動の3本立てです。
サークルメンバーからは、いろんな場面で
「へええ〜」「うーん」「え〜?」と、様々な思いのこもった声が出ていました。
お茶を挟んで後半は各種連絡事項と、意見交換会。
情報保障はノートテイクで行い、難聴者も健聴者からも、いつもより活発な意見が飛び交いました。

3月12日 定例会
テープを聞きながら書く練習で教材に選んだのが、NHK文化講演会の録音テープ
「今さら聞けない言葉のあれこれ」です。
NHKのアナウンサーだった人が講師をしているので、滑舌はしっかりして聞きやすく、
報道をしていた人だけに、話も横道に逸れることなく要領よく話されます。
でも、苦戦していましたね。
聞こえて来たことをそのまま書いていたのでは、とても追いつけません。
話の流れ、話し手の意図をつかんで伝わる文章にするのが要約筆記です。
そのためには情報の取捨選択が重要になってきます。
基本中の基本、削除・省略を常に意識するようにしたいですね。

3月8日 ふれあい祭り
演芸大会から名称が変わりましたが、今年も要約筆記で参加しました。
歌詞をスクリーンに映す作業が多いので、毎年、新人さんのデビュー現場となります。
今年も県講座を修了された二人がデビューしました。
講座と違って、現場では様々なことが起こります。
前ロールを巻いていた輪ゴムを外そうとして、焦って手がすべりゴムがピョーンと
飛んでストージの上に乗っかったり、出演者がプロジェクターの前で長々と演技して、
スクリーンいっぱいに影が映ったり。
プログラムにない歌が始まったり、演目の順番が違っていたり、もらっていた原稿とは違う歌詞で
歌ったり・・・。
情報保障をしている最中に
「次に出演する人の歌詞です。お願いします。」
とコピー用紙を持ってこられたりもしました。
せめて開会の前に持ってきてくれたら、準備のために早くから来ていたメンバーで
なんとか前ロールにできたのですが、あまりにも間際の依頼のため、
「お預かりするが歌詞を出せるかどうかはわからない。」
としか言えませんでした。
初めて演芸大会に参加される方のようで、ステージに上がられてから
「今年は要領が解らなくて
前もって歌詞を渡すことができなかった。来年はきちんと映してもらえるようにする。」
と言っておられました。
その歌はその方のオリジナルだったので、思い入れもあるはず。
一番みんなに見てもらいたかった歌詞だろうと現場で判断し、字が小さくなってしまうのは
仕方がない。とにかく映そう、ということになりました。
OHCで目いっぱい拡大しても、A4用紙に普通に印字された文字はやっぱり小さい。
行間も狭くて読みにくかったでしょうが、それでも会場のみなさんの視線を集めていたように思います。
その後でステージに乗せた前ロールの歌詞の読みやすかったこと。
演芸大会の歌詞を前ロールで用意するのは大変ですが、その意義を再確認する機会ともなりました。
デビューした新人さんからは、
「前ロールはみんな字が揃っていてきれいだった。同時通訳の時でも
こんな字が書けるように頑張りたい。」
との感想が出ていました。ちょっぴり耳が痛い先輩もいたりまして・・・。(笑)
一仕事終えた後、みんなで食べたお弁当は美味でしたね。お疲れ様でした。

3月5日 定例会
演芸大会の準備の後、来年度の例会回数について話し合いました。
来年度から金魚の例会は、原則第二・第四水曜日の月二回になります。
メンバーの高齢化(?)に備え、無理せず続けられる活動を行っていきたいと思います。

2月26日 やまと郡山盆梅展
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2月12日 定例会
第四水曜の2月26日は例会のお部屋が取れないと聞いていたので、
先週の例会でみんなで相談して、郡山の盆梅展に行くと決めていました。
ところが、お部屋が取れないのは
なんと1か月先の3月26日だと判明しました!
そこで、2月26日はいつもの例会・学習会にするのか、
もう決まった通りに盆梅展に行くのか、話し合いになりました。
認定試験の前だから学習がしたいという人、
盆梅展は3月にはもうやってないから行くなら今でしょ!という人、
盆梅展は飽きたから、お部屋で遊びたいとわがまま言う人等々・・・
結局、多数決で盆梅展に行くことに決定しました。
たまには(?)息抜きも必要です。(^^)
後半は学習会。
先週に引き続き、難聴ニュースの記事を読んで、一人ひとり机で書いてもらいました。
試験を受ける人たちは気合がはいっていますね。
それぞれにずいぶん上手になられたと思います。
試験まであと2か月ほどですが、頑張ってほしいです!!

2月5日 定例会
連絡事項の後、難聴ニュースの記事を聞きながら書く練習をしました。
会長さんの新年の挨拶という記事を教材にしたのですが、障害者総合福祉法、権利条約の批准などといった
硬い言葉も出てきます。要約筆記者との関係を表現する「車の両輪」という言葉もそうですが、
知識がないとなかなか書くのが難しい字面です。
特に新しい人には馴染みのない言葉かもしれません。
今後も頻繁に耳にする言葉ですから、覚えておいてくださいね。
お茶を挟んだ後半は、新年会欠席メンバーの年末年始の3分間スピーチを書く練習をしました。
息子さんが用意してくれたサプライズプレゼントなど、なかなか興味深い話が聞けました。
いや〜、人を喜ばせるサブライズというのは、本当に難しいものです。(^^;

1月22日 新年会

今年の金魚の新年会は、西大寺にある貸切専用のイタリアンレストランで行われました。
会場の候補は他にもいつくかあがっていたのですが・・・。
15人前後で個室が利用できる、又は貸切ができるところとなると数が限られてきます。
女子会ならOKなのに一人でも男性が入るとダメだとか・・・。
なんでやねん、と思いたくなります。
こぢんまりしたお店は貸し切るのにはちょうど良いけれど、オーナーが一人で
切り盛りしているところがほとんどです。
お腹を空かせた(笑)大人数に、同時に同じ料理をサーピスすることができません。
「貸切」でネット検索して、やっとこさ見つけたお店が、ここでした。
  
しか〜し。思わぬ落とし穴が!
西大寺の駅から徒歩3分と近いし、3時間貸し切れるから食事もお喋りもゆっくり楽しめるし、飲み放題だし。
いつもとちょっと違った雰囲気で良いかも〜、と思っていたのですが・・・
その店があるのは4階。そしてそこには・・・、なな、なんとっ!
エレベーターがなかったのです!!!
そこまで下見してなかった〜っっっ。
ということで、息を乱しながら狭い階段を上って4階に。
集合時間に遅れて来た人が一人いて、
場所を問い合わせる電話がかかってきました。
さすがに誰も(ぜいぜい)、やっとたどり着いた4階から(はあはあ)、階下まで迎えに行く気にはなれません。
「遅れてきたのが悪いのよ」とばかり、
窓から外を覗きつつ、携帯片手に誘導するのみでした。(笑)
  
お料理はブュッフェスタイルで、アルコール・ソフトドリンクが飲み放題。
ただし、人数分の料理が出されるだけなので皿が空になったらおしまい。御代わりはありません。
  
店のご厚意でマイク1本を無料でを使わせてもらえたので、ノートテイクをするのに助かりました。
食事が一段落したところで、メンバーの3分間スピーチ。
奈良テレビに映った話や、イオンのレシートキャッシュバックで2万円返ってきた話、
救急車を呼ばれてしまった話などなど、お酒が回って話が支離滅裂になる人もいて、
おおいに盛り上がりました。
  
お料理の味はよかったけど、ちょっと量的に物足りない人もいたようです。
飲み放題だったので、普段はアルコールを飲まない人も、カクテルを注文していました。
オレンジジュースだけで3杯以上飲んだ人も。
今年1年、みんなで楽しく活動していきましょう!

1月8日 定例会
新年最初の例会。
いつもなら、のんびりと各自の年末年始の話に花が咲くところです。
でも今年は5月に行われる要約筆記者の認定試験に備え、しょっぱなから学習・学習、また学習。(^^)
受験予定者は本番に備えてテーブルで、それ以外のメンバーは
実践に備えてローテーションで練習しました。
一つの例文を三回に区切って検証したのですが、新人さんが回を重ねる毎に
どんどん上達されて、「一日でこんなに上手くなるなんて」と感心しました。
他のメンバーも、恐れていたほど正月ボケはしてないようでした。ロールの交換も
とても上手くできていましたし、検証の時も鋭い意見が出ていました。(^^)
試験を受ける人も受けない人も、今年も力を合わせて頑張りましょうね。

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